イタリアの王様 ネッビオーロ
またまたブドウ品種シリーズです。
イタリアは世界で見ても非常に土着品種(その土地固有の品種)が多く地域ごとに個性のあるワインが多い国です。イタリアの土着品種の数はなんと500種類以上もあると言われており、最早すべて把握している人間はいないのではないかと思ってしまうほどですね。
そんなイタリアの土着品種の中でもメジャーで触れる機会の多いであろう物をピックアップしていきます。
今回はイタリアのネッビオーロについて
ネッビオーロはイタリアピエモンテのワインの王様『バローロ』と女王『バルバレスコ』というワインに使用されることで非常に有名な品種です。
栽培自体はピエモンテがメジャーではありますが、ヴァッレダオスタやロンバルディアでも栽培されてますが今回はピエモンテのネッビオーロに絞って書いていきます。
ネッビオーロは栽培が難しく、皮が薄く寒さに弱いのにもかかわらず熟すのに時間がかかるというあべこべな性質を持っており、生産者の力量や土地を選ぶ品種と言えるでしょう。
味わいは力強いタンニンがありながらもスミレやバラに例えられる魅力的な芳香が特徴的でまさに高級なワイン!というような印象を受けます。
色合いも濃いのですが熟成が進んでいるものはグラスを傾けて液面の淵(エッジ)が綺麗なオレンジ色になります。
こんな魅力あふれるネッビオーロですが一つ欠点があります。それはネッビオーロを使用して作られるワインは基本的に高いということ・・・
高いものが多いのですが、品質も伴っているので是非チャレンジしていただきたい品種です。
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